家の寿命とは別の問題

2011.10.21

最近、ハウスメーカーのカタログや広告に『五〇年住宅』『一〇〇年住宅』『二世代住宅』など、長持ちする家を謳ったコピーが目につくようになりました。つい最近までメーカーは家の耐久性は二五年か三〇年といって販売していましたし、建てる側も家がその程度の耐久性しかないといわれても、疑いを持ったり腹を立てたりしないで受け入れてきたことを思うと、日本でもようやく当たり前のことがいわれるようになったかといった感じがします。

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技術力の進歩と歓迎している人もいるでしょうが、最近のハウスメーカーの家に限らず、在来工法だってしっかりと建てられ、きちんとメンテナンスされていれば、五〇年どころか一〇〇年でも生きる力を持っているのです。耐震性という点ではいささか不安もありますが、下町などでは今でも戦前に建てられた家が結構残っています。最近の家は戦前の優良な家以上に耐震基準が徹底されているはずですから、当然五〇年以上の寿命があると考えられるのですが、現実にはそういいきれないのが難しいところ。というのもハードとしての家の耐久性と、その家が取り壊されてしまうまでの家の寿命とは別の問題だからです。