節のある木はイヤだ。無垢は狂うから合板がいい。どんどん家は化学物質だらけになってゆきます。欠陥住宅には、「過失と故意」の2種類あると思います。「ミスと手抜き」、そう呼びかえてもいいです。スタッフの能力あるいは予算や工期が、不足すると発生しやすくなります。予算不足は職人のギャランティやモチベーションを下げます。工期不足は突貫工事につながります。さらに設計、施工、監理の三権分立が機能していません。現場でチェックしてダメ出しする監理というファンクションが、欠落もしくは不足しています。では検査済証って何でしょう。これは、べつに欠陥の有無や建物の品質を検査しているわけではありません。残念ですが検査済証の交付された欠陥住宅も存在するわけです。さらに建築確認をおこなう民間の第三者機関。これが、そもそも公正中立の第三者なのでしょうか。株主はハウスメーカーやゼネコン。つまり実態は子会社ともいえるのではないでしょうか。2005年12月、国土交通省は民間検査機関へ立ち入り調査。検査機関を検査しなければいけない。それが日本の現実です。そもそも営利目的の民間企業が検査業務をおこなって…よいのか、わたしは疑問です。裁判制度はどうでしょう。知り合いで欠陥住宅の裁判を経心験した女性がつぶやきました。「裁判官は建築のことを知らない」。ある弁護士はセミナーで明言しました。「建築、医療、知的財産権、この3つの裁判は極めてむずかしい、特別だ」日本人は、いっさい住育を受けず成人します。では、各論へいきましょう。
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