新設住宅着工量が昭和六十三年をピークに下降

2011.10.21

新設住宅着工量が昭和六十三年をピークに下降に転じようとしているとき、二〇%増を見込むのは容易なことではない。特に2×4が伸びた原因となっている首都圏の動向、その三つのキーワードとして挙げたうちの二つ“貸家”“建替え”の旺盛にかげりが見えているだけに、とりわけ容易ではないと思われる。ただし、首都圏の需要性向をみると、(1)市場規模が他圏に比べて極めて膨大である、(2)先進的な感覚の需要者が多く洋風化住宅に対して関心が高い、(3)土地の資産価値が上がり、住宅資金にゆとりがある需要者が増加している、(4)多様化しているユーザーニーズに2×4メーカーが斬新な企画住宅を開発して、さらにアピールする設備機器を標準化し、徹底した提案営業を推進したなど、きわめて特徴的な性向があり、2×4メーカーはうまくこれに対応してきた。

JR総武線(船橋)の中古マンション
笛吹市の中古一戸建て
町田市の中古一戸建て
矢板市の中古一戸建て
真岡市の中古一戸建て

引き続きこうした強みを発揮して、どれだけ首都圏の需要をつなぎ止められるのか、これにかかっているともいえる。また、首都圏には2×4の大手、三井ホーム、木下工務店、三和ホームが本拠を置いている。なかでも三井ホームの牙城だけに、同社の捲土重来に期待する向きも多い。さらに同じ木質系として在来工法住宅のシェアをどこまで食えるのか。逆に在来の復権があるのか。首都圏で競争相手になるプレハブ住宅とどこまで競争できるのか。そう考えると、五万戸への再挑戦はやはり容易ではなさそうだ。